2022.02.04 UP DATE
心の窓(103)

支えになっているもの

 小学校三年生から高校卒業まで約10年間、私は野球を続けた。

 小さな学校だった為に部活動も野球とバレーボールだけ。おのずと男は野球部に入るのが普通であった。野球は始める前から兄と一緒に遊んでいたので、とにかく早く入りたかった。

 そこから中学までは野球にのめり込み、毎日練習に明け暮れたのを今でも覚えている。いい成績は残すことはできなかったが、一生懸命打ち込んだことでやり切った感があり、野球はもう辞めようと高校進学を機に考えていた。

 いざ高校に入学すると部活動の種類の多さにまず驚いた。しかし、野球をしないとあれほど考えていたのに、それもまた運命。担任の先生が野球部の顧問であった。担任と色々話す中でもう一度してみようという感情が湧いてきていた。高校三年間は中学までとは比べ物にならないくらいキツかった。

 しかし、今思うことは10年間一つのことをやり続けた事で、その後の人生に役立つこともたくさんあったということだ。あの頃に比べたらまだやれる。そんな思いが今の自分の支えになっている。そしてたくさんの仲間もできた。野球はチームワークがとても重要なスポーツだ。誰かがミスをしたら誰かがカバーする。誰かがいいプレーをしたら一緒に喜び合う。

 今、私がしている支援員という職も同じだと思う。これからも利用者の皆さん、職員の皆と一緒になって様々な事に取り組んでいきたいと改めて今思う。

しょうぶ学園生活支援員 徳重祐二

季刊誌103号『心の窓』より掲載(季刊誌購読方法はこちらへ

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