2021.10.28 UP DATE
心の窓(102)

整える

結婚して20年。子どもの成長とともに、たくさんの想い出と物が我が家のクローゼットを占領しつつある。

 断捨離や丁寧な暮らし方、ミニマムライフなどといった書籍や特集に、片付けや掃除が好きな側の私は、共感し、たくさんの影響を受けた。小さい頃から呪文のように刷り込まれた「整理整頓」の言葉も大好きだ。

 手放す中で購入した時のときめきや想い出を振り返りながら「ありがとう。お世話になりました。」を繰り返す整理には、迷いがない。

 私が片付けを始めると、家族は協力的にいなくなり、私一人の時間を作ってくれる。そんな理解ある家族が本当にありがたい。そして、終わったころに「きれいになったがね…」の、他人事の感想を一言。私がしている片付けは、きっと誰かのためでなく自分自身のためなのだとつくづく実感する。自己満足な片付けや掃除かもしれないけど、きれいに整えられたリビングでコーヒーを淹れて、好きな音楽を流し、ペットのうさぎと戯れる。少しだけど家事を忘れて、のんびりと時間を過ごすと、考え方や心が整い、すっきり元気な気持ちになれる。

 でも、好きな器集めだけはやめられない。ミニマムライフへの道のりはまだまだ続く。

グループホーム世話人 山中由美子

季刊誌101号『心の窓』より掲載(季刊誌購読方法はこちらへ

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